家賃の支払いが出来ない

家賃が払えない

毎月支払わないといけない家賃、この支払い怠ると当然ですが最悪のケースとして賃貸物件から追い出されることになります。

 

もちろん、払えなかった翌日に即退去ということはありません。事前に敷金を払っておけばそこから不足分を補うことができますし、保証人がいればそちらから家賃を回収することになります。

 

しかし、いくら敷金があるといっても毎回家賃を払わなければいずれ底を尽きますし、保証人が支払いを拒否してしまえば結局部屋の借り主に責任が降ってきます。

 

何度も家賃の催促をしているにも関わらず、それでも家賃を払ってもらえなければいずれ部屋から追い出されることになるでしょう。そうなる前に家賃は払っておいた方が良いです。

 

どうしても家賃が払えないというような場合は、これを機に引っ越しをするのも一つの手です。収入に見合わない物件に住み続けるのは大きなリスクですので、より家賃の低い部屋に引っ越しましょう。

 

ただし、一時的に払えないだけで、今後払える見込みがあるのであれば、消費者金融会社も役立ちます。消費者金融会社からお金を借りて家賃を支払えば、当面は家賃の心配をせずに済みます。

 

家賃を支払い、収入も安定してきたら、毎月家賃を払いつつ、消費者金融会社から借りた分も返済しましょう。家賃を払えないからといって安易な方法に頼らず、現在の状況を鑑みて、もっとも良い方法を選択しましょう。

 

家賃の時効とは

 

賃貸契約を結んだ場合、借り主は毎月貸主に家賃を払う必要があるのですが、この家賃には実は時効が存在します。家賃の滞納が続き、それが5年経過すると時効によって家賃請求権が消滅してしまいます。

 

家賃は民法169条の定期給付債権の短期消滅時効に該当するため、家賃は発生した月から五年以内に請求、回収しないと貸し手は時効を援用され、家賃を回収できずに終わります。

 

ただし、家賃は古いものから充当されると法律で定められているため、5年を経過する前に一度でも家賃を払ってしまえば、もっとも古い家賃の方から支払いが完了していきます。

 

これは具体的にどういうことかと言うと、例えば1月の家賃を滞納し、その翌月に家賃を払ったとします。この場合、払ったお金は1月の家賃として充当されますので、2月の家賃はまだ未払いという形になります。

 

では、5年間ずっと家賃を払わなければ時効ということで家賃を消滅できるのかというと、当然貸し手側もそれを防ごうとアクションをとるでしょう。もしも貸し手が家賃を回収するために裁判を起こした場合、時効は中断されてしまいます。

 

裁判を起こすと今までの時効がリセット、ゼロからやり直しになるため、再度時効を援用するためには中断時から5年が経過するのを待つ必要があります。いずれにしろ、裁判で敗訴、財産を強制徴収されてしまえばそこで家賃は回収されます。

 

家賃滞納・時効の援用・メリットについて

 

賃貸物件の借り手が貸し手に対して家賃を支払わず、そのまま5年が経過、借り手が時効を申し立てると貸し手は家賃請求権を失うことになります。このような時効を使って債務を免責させる行為を時効の援用と呼びます。

 

ただし、家賃の支払いは古いものから充当されてしまいますので、時効が進行している最中に家賃を払うともっとも古い滞納中の家賃の支払いから完了されていきます。

 

例えば4年と11ヶ月滞納している家賃がある人が、時効の援用前に家賃を払ってしまうと、その最古の家賃の支払いが完了するということです。

 

5年間滞納し続けることで時効の援用ができる家賃ですが、援用するとどのようなメリットが受けられるのかというと、家賃の支払い義務が借り手から消滅します。一旦時効が援用されてしまったら最後、貸し手は借り手に対して家賃請求権を失うので、法的な手続きで家賃を回収することができなくなります。

 

もちろん、時効を援用した後に本人が自主的に支払う分には問題ありません。ただそのようなことをする人が時効をわざわざ援用することはまずないので、時効になったら家賃はまず払ってもらえないでしょう。

 

ただし、この5年という歳月は中断、リセットすることが可能です。時効前に貸し手が裁判を起こして法的な手続きに訴えてしまえば、時効は中断、再びゼロからやり直すことになります。