パチンコ・パチスロの依存症と借金問題

パチンコ依存症とは

 

ここでいうパチンコ依存症とは、パチンコ屋で行われるもの全体の依存を指します。
故にパチンコと銘打ってありますがパチスロも含み、大きな枠でいうならばギャンブル依存症です。
パチンコ屋で手に入るお金が欲しくて、パチンコ屋に無理をしてでも行ってしまう状態は全てパチンコ依存症といえるでしょう。
そして一部の方を除いて、今パチンコ屋にいるお客はほぼ全員パチンコ依存症です。

 

パチンコ依存症は脳の快感

 

 

パチンコ依存症の仕組みは簡単です。
パチンコ・パチスロには大当たりというものが存在し、それに当選すれば大量の玉やメダルが入手できます。
その玉は1玉毎に値段が設定されていて、最大レートでは1玉4円の価値があります。
メダルに関しても同じで最大1枚20円の価値があり、それが大当たりによって大量に払い出されるのです。

 

例えば大当たり一回で300枚のメダルが獲得できるとしましょう。
つまり大当たりで6000円の現金に交換できるわけです。
この前提の元パチスロを遊戯すれば、大当たり=6000円という公式が段々勝手に生まれていきます。

 

この6000円、手に入る時はとても簡単です。
極論パチスロのレバーを一回触っただけで運が良ければ6000円獲得であり、その現実感の無さが既存の常識を壊していくことになります。
良い時にはその6000円獲得が短い間に何度も何度も来るので、大金に慣れていない人程この非常識さに耐えられません。

 

時給1000円でも6時間働かなければならない金額が、3分〜5分の大当たり消化でいとも簡単に手に入ります。
そこには苦労して掃除する1時間も、お客様に頭を下げ続ける1時間もありません。
ただパチスロのレバーとちょっと触った結果、運だけで手に入る6000円なのです。

 

逆にいうと、ある程度お金を持っていて価値が分かっている人はいきなりそこまではハマりません。
普段6000円を手に入れる苦労を知り尽くしている、もしくは全く知らない人が脳に強烈な刺激として残ってしまうのです。

 

実際に手に入る金額は、大体最大で40万円といったところでしょう。
こういう大勝ちを経験してしまうと、今までの価値観というものが壊れてしまいます。

 

【運が良ければ、何の努力も能力も必要なく大金を短時間で手に入れることができる】

 

こう頭のなかにインプットされてしまえば、もうパチンコ依存症の第一歩です。

 

金銭感覚がパチンコ基準

 

さて壊れてしまった既存の常識に、短時間に大金というパチンコがインプットされました。
こうなると6000円や1万円はパチンコでの大当たり何回分であり、5万円や10万円は大金ではなく手に入る可能性がある額となるのです。
この感覚になるともう金銭感覚は単なる玉やメダル換算であり、パチンコで取り返せる可能性がある金額はただの投資です。

 

普通に考えればありえないのですが、こうなると5000円までは何とも思わなくなります。
次で大当たり(6000円)を引けば取り返せる額であり、5000円は使っているわけではなくこの後取り戻す為の必要経費です。
そして何度か取り戻せたり、それ以上に取り戻せないまま終わってしまう事を繰り返し、パチンコに溺れていってしまいます。

 

勝った感覚に溺れる

 

実験として、ある程度の回数で確実に結果が出る抽選より、何度回しても駄目な可能性もあるが当たる可能性がある抽選の方がハマる傾向にあるようです。
パチンコは言うまでもなく後者で、何度も負け続けてもそれを一気に取り返す一度の勝ちの感覚が気持ち良すぎて、慣れてくる頃にはもう一度勝つためにパチンコに向かうようになります。

 

この頃になると、他のことに対する興味を失います。
特に長い間努力・練習を必要として結果が出ることに興味がなくなり、一度の抽選でどこまで大金が手に入るか分からないパチンコへ全力を傾けるようになります。

 

労働面でも同じで、給料が安いと普段思っている人程パチンコにのめり込む傾向があります。
一ヶ月働いてこれだけなのに、パチンコなら月給以上に手に入ることがある。
このお手軽な大勝利感はパチンコでしか得られず、その金額を得るのが困難であればあるほど依存します。

 

現実で得られる給料や地位は低くとも、パチンコ屋に行けば皆平等(運だけ)である。
真実は当然違うのですが、パチンコに関わらずギャンブルは簡単に達成感を得られます。
自分自身でも気づいていない内なる不満が、パチンコで勝つことによって解消されたように感じるのです。

 

パチンコ依存者の末路

 

 

当然ですがパチンコ屋がギャンブルである限り、続ければ続ける程お金はなくなります。
この頃には散々周囲に迷惑を掛けており、既に借金も限度額一杯という事態も珍しくありません。
勿論これは自業自得なのですが、この自ら作り上げたどうしようもない環境から逃げるために、またパチンコに走るのです。

 

現実での縁や趣味を失えば失うほど、現状を直視するのが怖くなります。
パチンコで勝てば一時はそれが忘れられるので、もう詰んでいると分かっていてもパチンコがやめられないのです。
文字通りパチンコをやめてしまえば、もう何も残らない…と当人は思っているからです。

 

大体は自己破産→借金帳消しにてパチンコを繰り返す→二回目の自己破産ができずに詰まるという流れになります。
問題は借金ではなくパチンコを続けてしまう自分なので、やめないかぎりはどう頑張っても悲惨な末路以外ありません。